ジョアンの精霊が
今日は曇天なのに、なぜか朝から清々しい。
なんだか、すべてのものがキラキラして、
美しく見える。
雨上がりのせいもあるけど、
お花の可愛く美しいこと。
思わず足を止めて見入ってしまう。
木を眺めていると、
なんだか望遠で見ているように、
葉っぱの一枚一枚がくっきりと見えて、
ああ、きっと100年前には、ここら一帯は木に覆われて、
ジャングルのようだったんだろうなぁ、
などと思いをはせる。
そして、今は街路樹としてだけ、生かされる木を見て、
孤独で気の毒だね、でもあなたのおかげでみんなが癒されているよ、
などと、心の中で話ができるような気がする。
そうか。
今日はジョアンのお命日。
ジョアンの精霊が、私の横にやって来て、
彼の目線で物を見ているような気がする。
いや、きっとそうだ。
朝からウィークエンドマーケットまで行くタクシーに乗った時も、
今日は日曜なので、向こうの郵便局から荷物を送るつもりで、
約20キロの荷物を抱えて宿を出たんだけれど、
道路に出て、地面に荷物を置くや否や、
タクシーが目の前に現れた。
荷物を送って、ちょっとした用事を済まして帰る時も、
目の前のタクシーに声をかけたら、
なんと一発で、拒否されずに乗せてくれて、
(これはほんとレアなこと。私の宿は遠いから、みんな嫌がるのだ。)
しかも、メーターを何も言わずに使ってくれて・・・
昨日、タクシーについて、ブーブー言っていたことが嘘のようだ。
しかもタクシーに乗ったら、なんとハレルヤと歌う音楽がかかっていて、
思わず、『この人クリスチャンなんかな?』と
運転手さんの顔を見てしまったぐらいで、
なんと清らかな空気感のタクシーだったこと。
ありがとう。ジョアン。
精霊になっても、いつも私といてくれるあなたに、
本当に愛と感謝を捧げます。
- 2017.10.01 Sunday
- バンコックだより
- 16:39
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- by SilverMoon